un/unbient pullover shirt②

それから、古着屋、海外の古着屋ECサイト、オークション、フリマアプリなどあらゆる媒体でヴァルーズを探しました。

多数の型が存在するヴァルーズの中でも、雑誌のムラジュン着用と同モデルである、プルオーバーのテーラードジャケット型の襟がないタイプを探し続けたのですが、中々見つかりません。

まれに見つかっても自分で着られるサイズではなかったり、リサイズされ袖が短かったりなどで、諦めることも多々でした。

そして根気よく探し続け、運よくオークションで手に入れることが出来たのが3年前でした。

しかも、ポケットのフラップに僅かなほつれがあり、破格の値段で手に入れる事ができました。

そして届いたものを着用すると、、、大変な違和感。当たり前ですがムラジュンのようにはなれません。

それはコレクションモデルやムラジュンと僕とのスタイルの差というよりも、服のパターンがあっていない、という感じでした。

まず着丈が長く、ジャケットというよりスモック的なニュアンスになってしまう。

そのわりには身幅と肩幅がジャスト目、アームホールは細い。そしてウエストは少し絞られています。

ウィメンズのコレクションラインという事で、当たり前ですが女性向けのパターンというのもしっくりこない原因の根底にあるのでしょう。

結果として着用時に最大の特徴であるVネック部分が妙にもたつくのです。

色々書きましたが、なんのことは無い、自分には似合わなかったのです。

せっかく長年探し続け苦労して手に入れましたがモヤモヤだけが残りました。

続きます